ご挨拶
理事長 水間 正澄
現在、保健・医療・福祉制度の改革が実施されつつあり、特に医療提供体制および医療保険・介護保険制度の見直しの時期にあります。このような変革期において、東京都23区内では急速に進む高齢化に対応したリハビリテーション医療サービスが不足し、特に回復期のリハビリテーション医療は不十分な状況です。
そこで回復期及び地域リハビリテーションの推進を目的に医療法人を設立し、高齢者や障害をもたれた方々が再び輝いた楽しい人生を送れるようにという願いを込めて「輝生会」と名付けました。
当法人が運営する初台リハビリテーション病院は、急性期病院から発症後1ヶ月以内に患者さまを受け入れ、住み慣れた地域や自宅で輝いて生活していただくために、十分な回復期のリハビリテーション医療サービスを提供することを使命としております。
院長 菅原 英和
私たちの病院は、回復期リハビリテーション病院であり、患者さまの「日常生活動作(activity of daily living:ADL)の向上」、「寝たきり防止」、「在宅復帰」を目指し、多くのスタッフがその目標達成に向かってかかわっています。
リハビリテーションという言葉は、疾病や外傷によって生じた障害に対する「機能回復訓練」と受け取られやすいのですが、それは誤解であり、正しくは「障害者の能力を回復し、人間らしい社会生活に再適合する(社会復帰)ための過程」であるとされ、機能訓練はその過程に含まれる一部である、とされています。
私たちの病院理念の大きな柱は「人間の尊厳の保持」です。そして、患者さまには「再び輝いた人生」を送っていただくことをめざしています。私たちは、患者さまの障害の機能回復に取り組むと同時に、現在できる能力のなかで、日々の生活をいかに充実させるかを共に模索してゆきたいと思っています。